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　自衛（セルフディフェンス）のススメ

ピッキング対策がさけばれている一方で、犯罪の手口は既に新しい方向にむかっています。今後、防犯対策のポイントとして気をつけなければならないのは、「カム送り（バイパス）解錠」と「サムターン回し」です。

１．「カム送り（バイパス）解錠」対策

「カム送り（バイパス）解錠」が容易、または可能な錠ケースとして、警察庁から発表された錠前本体に対策部品を取り付けるか、カム送り解錠が対策されているシリンダーに交換をお勧めします。市販でカム送り（バイパス）解錠の対策用リング（スペーサー）が販売されていますが、そちらは根本的な対策にはなりませんのでお気をつけください。詳しくは、信頼のおけるカギのプロである鍵屋さんにご相談されるのが一番だと思います。

２．「サムターン回し」対策

マスコミなどで、ペットボトルを利用したサムターンの保護方法が紹介されていますが、これはあくまでも応急処置的な対処方法ですので、あまりお薦めはできません。サムターンをガードするための専用カバーや、空転（空回り）するように設計された取替用のサムターンに交換した方がいいでしょう。

３．現時点で最も推奨できる防犯対策

様々な手口に対して有効な対策は、侵入者に不正な解錠に対して時間と手間がかかると見た目から、わからせることでしょう。そのためには、少なくとも１つ以上の補助錠を取り付けて、ひとつの扉に２ヶ所以上の鍵を取り付けるワンドア・ツーロックにすることが基本です。また、補助錠の取り付け、また、防犯フィルムの取り付け、防犯カメラの設置などは、素人では難しいので信頼と実績のある専門家に依頼することをお薦めいたします。